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てんぷら廃油100%でダカール・ラリーに トヨタ車体

  • 投稿者:
  • NISORO事務局
  • 2010年12月31日


新年早々のダカール・ラリーに、トヨタ車体(愛知県刈谷市)が企業チームとして初めて、使用済みのてんぷら油を精製したバイオディーゼル燃料(BDF)だけで走行し、市販車部門6連覇を目指す。「優勝すればBDFの信頼性を高めることになる」と精製装置を開発した地元企業の関係者らも期待を寄せている。

てんぷら廃油100%でダカール・ラリーに トヨタ車体

12月上旬に千葉県内で開催したチームの出場発表会。ラリーと同様に荒れ地を走行してみせたランドクルーザーの車内には、かすかにてんぷらを揚げたにおいが漂った。ドライバーの寺田昌弘さん(42)は「このにおいとダカール・ラリーは切っても切れない関係になった」と話す。

 コースをアフリカ大陸から南米大陸に変更して開催された昨年から、軽油に、廃油を精製したバイオ燃料20%を混合して参加してきた。市販車部門で2度の優勝経験があるドライバーの三橋淳さん(40)は「100%のバイオ燃料だと計算上のエンジン出力は軽油より2%落ちるが、運転感覚は今までと変わらない」という。

 出場する2台が使う燃料は約6千リットル。トヨタ車体の社員食堂や地元の中学校、市民らの協力で、使い終えたてんぷら油7千リットルを集め、愛知県岡崎市にある植物油の専門メーカー太田油脂で精製した。

 「欧州のように植物の新油を燃料にするより、廃油を利用する方が環境に貢献できます。愛知油田を発掘することになります」と営業部エコビジネスリーダーの守山憲文さん(50)。植物油の廃油から年間100トンを精製している。

 精製装置は同社と、豊田通商と豊田ケミカルエンジニアリングが共同で3年前に開発。新油を精製するのにも使える。「燃料の地産地消に役立つ」と豊田通商は東南アジアなどへの販売に乗り出す。バイオ燃料用にアブラヤシやジャトロファ(別名ナンヨウアブラギリ)を植える農場などへの導入を目標にする。

 来年ダカール・ラリーは1月1日にアルゼンチンのブエノスアイレスをスタートし、アンデス山脈やチリのアタカマ砂漠などを回り16日にゴールする日程で開催される

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