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自然換気、米政府のグリーンビル

  • 投稿者:
  • NISORO事務局
  • 2010年12月17日

自然換気、米政府のグリーンビル

サンフランシスコのダウンタウン、ミッション通りと7番通りの交差点にある18階建ての連邦政府庁舎は、自然の風を呼吸する“生きた肌”で覆われている。

 サンフランシスコを含むベイエリアは、年間の気温が摂氏9度から18度の範囲に収まるため、自然換気の利用には理想的な気候といえる。2007年に完成した庁舎の北西側の窓と南東側のガラスカーテンウォールからの自然通風を、約1700人が勤務するオフィススペースの約7割で冷房に利用している。

 庁舎を管理するアメリカ政府一般調達局の公共建築物検査官ボブ・ペック氏によると、この庁舎の構想が初めて持ち上がったのはクリントン政権の終わり頃のことだった。「ほとんどのフロアに空調設備がない庁舎というアイデアを聞いたときは誰もが驚いた。しかしすぐに、そもそもサンフランシスコで空調なんて必要なのかと考え直した」。

 同庁舎の自然換気モデルを開発したのはエネルギー省のローレンス・バークレー国立研究所である。同研究所の建築技術専門官フィリップ・ヘイブス氏によると、夜間に建物全体の気温を下げておく手法は、異なる気候条件でも応用可能だという。湿度の高い地域では夜間に気温があまり下がらないため自然換気だけでは不十分だが、こうした受動的冷房の活用の余地は大きい。「一般家庭でもオフィスビルでも先を見越して設計をスタートすれば、気候が異なる広い地域でこれまで空調設備に使用されてきたエネルギーを大幅にあるいは全て削減できる可能性がある」とヘイブス氏は語る。

 総工費1億4400万ドル(約122億円)の同庁舎では自然換気の活用によって、従来方式の推定冷房費用の86パーセントにあたる管理費用50万ドル(約4200万円)の削減に成功している。


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