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ゴンドウクジラに似た古代イルカ発見

  • 投稿者:
  • NISORO事務局
  • 2010年12月15日

北海で漁師が引き上げた化石が、古代に生息した風船のような丸い頭を持つ新種のイルカのものであることが、最新の研究で明らかになった。

ゴンドウクジラに似た古代イルカ発見


今から250万年前に生息していたと考えられるこのイルカは、2008年にトロール漁中に吻(ふん、口先の部分)の骨の化石を引き上げた漁師アルバート・フークマン氏にちなんでプラタレアロストルム・フークマニ(Platalearostrum hoekmani)という学名が与えられた(英名:Hoekman’s blunt-snouted dolphin)。

 体長は約6メートルで、非常に短いスプーン状の吻が、大きくせり出した額を支える形になっていた。その見た目と大きさから、この新種のイルカは現生のゴンドウクジラに近いが、頭部はもっと大きかったと考えられると、研究の著者でオランダにあるロッテルダム自然史博物館の名誉学芸員クラース・ポスト氏は話す。

 ポスト氏と、共同研究者で同博物館のエルウィン・コンパニエ氏は、P・フークマニが現生のゴンドウクジラの直接の祖先か非常に近い種である可能性があると考えている。

 この古代イルカは、現生のゴンドウクジラのように大きな頭部をエコーロケーション(反響定位)に利用していたかもしれない。エコーロケーションとは、イルカや一部のクジラが濁った海水の中でも方向を探知するために使う、ソナーのような機能である。

 ポスト氏は電子メールによる取材に対し、「ゴンドウクジラは、いささか特殊な方法でこの機能を身につけたようだ。(P・フークマニが)その前身であると思われる」と話す。

 この新種のイルカに関する研究は、オランダの学術誌「Deinsea」誌の2010年号に掲載されている。また、吻の部分の化石が現在ロッテルダム自然史博物館で展示されている。

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