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エコ冷却パネルできた

  • 投稿者:
  • NISORO事務局
  • 2010年08月31日

気化応用 電気使わず 教室で実験 2度低下 和大や関電

エコ冷却パネルできた

和歌山大、関西電力、環境ベンチャー企業「森生(しんせい)テクノ」(大阪市)は、液体が気化する際に周囲の熱を奪う原理を応用した冷却効果のある保水性パネルを開発、京都府八幡市内の閉校となった旧八幡東小の校舎で今夏、屋上に敷き詰めて実証実験を行ったところ、教室を約2度冷やす効果があることを確認した。電気などのエネルギーを使わず、環境に負荷をかけないエコロジカルな商品として来年度末の発売を目指している。

 パネルは30センチ四方、厚さ10~30ミリ。セメントと火力発電所の配管保温材に使われるケイ酸カルシウムが原料で、直径が3ミリから数ナノ・メートル(ナノは10億分の1)の細い管が無数に通っている。水を含ませ、水分が蒸発すると冷却効果を発揮する。

 7月から9月にかけ、校舎(3階建て)の屋上に1教室分の広さに相当する約1000枚のパネルを敷き詰め、その直下の教室とそうでない教室の室温の変化を比較した。その結果、窓を閉め切った場合、パネル直下の教室の方が終日、約2度低いことがわかった。日常の利用を想定し、朝から夕方まで窓を開けた場合でも、約0・5度の差があった。

 同大環境システム学科の山田宏之准教授は「2度の差は体感できる温度で、実用化にめどがついた。植物を使った〈緑のカーテン〉と組み合わせれば教室の温度はさらに下げられる」という。

 パネルは1枚約2キロと軽く、敷設後の維持に手間もかからないことから、荷重の問題や管理の問題などから屋上緑化が難しい建物でも使え、ヒートアイランド化の対策にもなるとしている。

 同種のパネルは道路の舗装材に使われることが多く、建物に使われた例は少ないという。パネルを座面や背面に利用したベンチも作って使用実感の調査を進めており、パネルの活用方法も検討している。

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