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ワールドカップ、南アフリカで開催の意義を知る

  • 投稿者:
  • NISORO事務局
  • 2010年06月24日

ワールドカップ、南アフリカで開催の意義を知る

今回のFIFAワールドカップ南アフリカ大会は、アフリカ大陸で初めての開催となる。
なぜ南アフリカなのか?それはかつて、アパルトヘイト政策のために国際大会に参加できなかったこの国でワールドカップが開催されることに大きな意義があるのだ。

 アパルトヘイト時代に、ネルソン・マンデラをはじめ何千人もの政治囚がケープタウン近くの海上にあるロベン島内の刑務所に収容された。虐待と労働の日々の中で、受刑者たちはシャツを丸めて縛ったボールを蹴りあう遊びを始めると、収容棟はしだいに活気づいていった。次第に彼らは本格的にサッカーを行うことを望み、団結して刑務所側に要求し続け、ついに許可を得る。それが権利獲得の第一歩だった。

 チーム結成後、リーグ戦を開始。サッカー協会を設立して審判委員会まで発足させた。受刑者たちは身体を鍛え、戦略を練り、組織づくりや交渉能力を身につけていった。いつか自分たちの闘いが南アフリカに自由をもたらすと信じて、苦しい獄中生活を生き延びたのだ。

 番号で呼ばれる存在でしかなかった受刑者たちは、サッカーによって自尊心を取り戻し、名前のある一人の人間として認められるようになっていく。後に彼らは新生南アフリカをつくり、運営する重要なプレイヤーとなった。現在の南アフリカ大統領ジェイコブ・ズマも、その一人だ。

南アフリカの人々にとって、サッカーは自由と人権を勝ち取るために重要な意義を持っている。

『サッカーが勝ち取った自由ーーアパルトヘイトと闘った刑務所の男たち』には、その記録が詳細に記されている。南アフリカとサッカーの歴史的な背景を知ると、今回のワールドカップの真の意味が理解できるだろう。

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